【株式会社DonutsサポーターNo.1】木下俊男氏インタビュー 多才な社員とともに、会社が「正しく」成長できるようサポートします!

Donutsには様々な分野の専門家として会社の成長を支えてくださっている、11名(2020年11月時点)の顧問の方々がいらっしゃいます。

そのうちのお一人、木下俊男氏は20年間にわたりアメリカで世界最大の会計事務所プライスウォーターハウスクーパースでマネージングパートナーとしてご活躍されていた経験を活かし、公認会計士の立場からベンチャービジネスのサポートをライフワークにされています。2020年8月よりDonutsの顧問としてサポートしてくださっている木下氏に、その経緯とDonutsへの期待を語っていただきました。

株式会社Donuts顧問 木下俊男氏プロフィール

公認会計士税理士・米国公認会計士(NY州・CA州)。クーパースアンドライブランドジャパン(現、あらた監査法人)へ入所。その後1985年に渡米し、米国クーパースアンドライブランド(現、PricewaterhouseCoopers /PwC) ニューヨーク本部事務所全米統括パートナーを歴任。2005年に帰国し、中央青山監査法人国際担当理事、日本公認会計士協会専務理事を歴任。明治大学会計大学院特任教授・日本公認会計士協会専務理事・青山学院大学会計大学院客員教授の役職を通して、若き公認会計士の育成にも尽力する。現在は、グローバルプロフェッショナルパートナーズ株式会社を経営するとともに、ADKホールディングス社外取締役監査等委員会委員長・クールジャパン機構社外監査役・パナソニック社外監査役等複数の大企業の社外役員を兼務し、グローバル企業の経営を支えている。

―Donutsサポーターになっていただいた経緯を教えてください

私は2020年8月から顧問に就任しています。アメリカにいた時に知り合った假屋氏が今年Donutsの役員に就任したのですが、久しぶりに会った彼の姿が前職にも増して驚くほど生き生きとしていたんです。彼をこんなに輝かせることができるなんて、一体どんな会社なんだろう?と興味を持ったのが、最初にDonutsを意識したきっかけでした。その後、彼を介してDonutsの方とお会いする機会を多くいただき、ご縁があって顧問に就任いたしました。

―ベンチャービジネスのサポートをライフワークにされていると伺いました

私は2005年に日本に帰国するまで、20年間アメリカで世界最大の会計事務所でマネージングパートナーとして会計監査、コンサルティング業務に従事していました。私自身、ベンチャービジネスが大好きなこともあり、帰国後はベンチャービジネスに対して何かサポートできることはないかと模索し続けていました。ところが日本はアメリカに比べると、ベンチャーキャピタルが極端に少ないし、投資金額もとても少ない。

そこで民間企業ができないなら国がベンチャービジネスをサポートする制度を整備するべきだと官公庁に働きかけたのですが、実現には至らず…。それからは、私自身がサポートできる分野で、ベンチャービジネスの力になれることをしようと考えるようになりました。

実際、20社ほどのベンチャービジネスの若い経営者を集めて、経営者を育てる会を定期的に開催していたこともあります。

―そんな中で、Donutsの存在を知っていただけたのですね

そうです。まぁ、最初はまず社名に驚きましたよね。え、ドーナツ?!って(笑)

でも、全く違う分野のビジネスに一つの会社で挑戦していて、知れば知るほどに面白い会社だなという印象を受けました。その反面、大きなビジネスリスクも当然有しているわけで…そういったビジネス上のリスクヘッジの面で、少しでもサポ―トさせていただきたいと思っています。

―企業のあるべき姿を、どのように考えていらっしゃいますか?

私は企業というものは「脱皮」の繰り返しだと思っています。企業として社会的にどう貢献していくべきかを考えたら、毎年でも、毎月でも、毎日でも、脱皮して成長し続けていかなくてはならないと考えています。私の仕事は、その脱皮の仕方を間違えないように、サポートすること。Donutsは、うまくいけば本当に面白い会社になりますよ。

―Donutsの司令塔、代表取締役 西村啓成には、どのような印象をお持ちですか?

西村さんは経営者として重要な素質である「貪欲さ」をしっかりお持ちですよね。

西村さんと以前お話をした際、私の好きな作家の話題になったのですが、あまりご存じなかったようで。そしたら「その作家について十分な知識を備えておらず申し訳ない。自分できちんと勉強して、また改めてちゃんとお話をしたい」とおっしゃられました。その場をやり過ごすのではなく、知らないことをまず認めて、それから自分で勉強しようというこの貪欲な姿勢に感心しました。とても有意義な時間をご一緒させていただきましたよ。

―西村の人柄も、Donutsのサポーターになってくださった理由の一つなんですね。

西村さんは経営者としての確固たる考えや価値観はもちろんお持ちですが、まず人の話をきちんと聞いて、それから議論しようと常に意識されているのはすごいですね。ベンチャービジネスの経営者というと、人の意見を聞くよりもまず自分の意見を主張したり、どうしても自分よがりになりがちな傾向もありますから。

西村さんはtoo aggressiveではなく、proactiveな方ですね。そして経営者は常にproactiveでなくてはならないと、私はこれまで様々な場面で若い経営者の方に話してきました。too aggressiveだと敵だけが増えてしまいますが、proactiveであればたくさんの方に理解してもらえますから。

―今後のDonutsに期待することを教えてください

まず今後Donutsが歩むべき道、そして今、何をどうするべきかを一緒に考えていく必要があります。

企業は社会的な器として貢献するべきですから、会社として目指すビジョンをまず全社で共有することが大切です。そしてグローバル化への強い意識ですね。日本企業のグローバル化、DX化は諸外国に比べて相当に遅れをとっていますから。

そしてDonutsってどんな会社なの?と聞かれたときに、基幹ビジネスが何かを明確に答えられるようにする必要もありますし、ビジネスリスクの取捨選択や分析ももちろん重要です。

―現状のDonutsの課題についてはどのようにお考えですか?

私もまだ顧問に就任して日が浅いので、これからもっとDonutsという会社に対する理解を深める必要はありますが、会社が向かうビジョンやポリシーを明確に!と感じています。

Donutsにはものすごく特殊な経歴や、驚くほど意外なキャリアを持った方々がたくさん集まっています。その個々の社員の豊富な経験や知識をまず結集させて、その後に今のDonutsにとって必要かどうか、取捨選択をすればいいんです。どうすればそれを財産にして、組織として力を出し尽くすことができるかじっくり議論していけばいいと思います。そのためには社内のコミュニケーションが必要不可欠です。コミュニケーションのない会社は絶対に成長できませんから。もちろん私の経験や知識も惜しみなく提供しますので、そうやって一つのものを作り上げる、それがビジネスのあるべき姿だと思っています。

いろんなタイプの人間が社内にいるわけですが、西村さんにはぜひ、plannerではなく様々な意見や企画を具体的に実行できるexecutorとなってDonutsを引っ張ってほしいですね。アメリカでも日本の企業でも、優秀なexecutorがいる会社ってなかなかないですから。

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