全国に潜む“次世代美少女の原石”を発掘している地域密着型メディア「美少女図鑑」は、DONUTSとの資本業務提携締結から4年目を迎えました。47都道府県に展開するネットワークを強みとして全国規模のオーディションイベントを多数開催するなど、SNSやライブ配信といった媒体を駆使して地元の美少女を取り上げるメディアとして、その全国への展開力・発信力は業界内外から高く評価されています。
そこで今回は、入社直後の休職を乗り越え、当時新卒3年目という驚きの若さで株式会社美少女図鑑 代表取締役に就任した中村 孔亮さんにインタビューを行いました。
■プロフィール
株式会社美少女図鑑 代表取締役 中村 孔亮
2018年4月 株式会社DONUTSに入社
2020年6月 株式会社美少女図鑑 代表取締役に就任
DONUTSに入社して
DONUTSに入社した決め手を教えてください。
新卒であっても、入社後の早い段階から自分の努力次第で大きな活躍ができる環境だと感じたことが最も大きな理由です。
他にもSaaSやライブ配信、ゲームなど領域の異なる様々な事業を展開している点も魅力だと思いました。
「異なる事業同士をうまく掛け合わせて新たな利益を生み出す」ことには無限の可能性がありますし、そのためには既存の施策に満足せず、常に先を読みながら新しい価値を生み出す仕事が求められます。そういった環境で働けば、より大きな成長を望むことができると考えました。
働く環境について
入社直後はどのような業務についていましたか?
最初はミクチャ事業部で働いていました。
ミクチャ事業部は代表取締役の西村直下の事業部で、 西村との距離がとても近いです。当時は新卒社員への案件も直接お話をいただいていて、それを必死にこなす日々でした。
その中で特に大変だったことや苦労したことはありましたか?
とあるプロジェクトを私主体で進めるようにと任せていただいたのですが、その案件に対する自分の考えと、西村の方向性が噛み合わなくなってしまったんです。
紆余曲折の末、気持ちを整理するため少しお休みをいただくことにして……。入社後3ヶ月の段階で、いきなり2ヶ月も休んでしまいました。
仕事を休むという決断
休職後に復帰できた理由を教えてください。
これからの人生を考えたときに、今の苦しい状況から逃げ出すと一生逃げ癖がつくと思ったことが最も大きな理由です。また、休職中に出会ったとある本も背中を押してくれました。
それは、岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』という本です。
その中の一節に、自分は人生の中で迷うことがあれば、常に厳しいと思う方の道を選択してきた。人は本当にやりたいことがあっても、無意識に自分を守ろうと楽な道を選んでしまうから、その誘惑を意識的に振り切っている。だから人間らしい作品を作ることができるし、人として魅力的な人生を送ることができるんだ。と書いてありました。
それを読んだときに、一時の感情だけで逃げにつながる選択をしたという事実を、自分の人生に残したくないと思いました。
復帰後の経験
復帰後、働いてみて何か変わった部分はありましたか?
2ヶ月の休職を経て復帰したのですが、信頼して任せていただいたプロジェクトを棒に振るようなことをしてしまったので、もちろんそのままでは重要な仕事を任せていただくことはできません。そんな中で、当時人手を要していたミクチャのアイドルカテゴリを担当することになり、入社後初めて営業を経験しました。
当時はライブ配信の市場規模が急激に拡大し、競合他社も勢いづきはじめた時期でしたので、どうやって市場を切り開くのか力量を問われました。それをチャンスと捉え、そこから1年半ほどアイドルカテゴリを成長させることに注力した結果、売り上げを大きく伸ばすことができたんです。
初めての営業で、取り組んだことが今に繋がっているんですね。
営業は、どの事業においても重要なポジションです。クライアントとユーザー双方と関わる機会があるため、多角的な視点を身に付けることができます。そうすることで、より魅力的な企画を生み出し、コンテンツそのものを盛り上げることができます。
もちろん簡単な仕事ではありませんし、数字に追われる場面もあります。しかし、ミクチャのライバー(配信者)やユーザーとなるファンのことも自分の肌で感じることができるという点が、大きな魅力だと感じました。資料で得た知識にとどまらず、実感を伴った経験をすることで、人間として成長することができたと思います。
そんな営業の仕事に日々向き合った結果を評価していただき、その頃ちょうど資本業務提携が決まった「美少女図鑑」の代表取締役を務めてみないか、というお話を西村からいただきました。
入社して丸2年が経った頃でした。
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前編では、入社して経験した困難や成長にフォーカスしてお話を伺いました。
「美少女図鑑」の代表取締役就任後の思いやDONUTSグループで働く中で芽生えた思いなどは後編のインタビューでご紹介いたします。ぜひご覧ください!