
名前:篠崎惇史
部署/職種:医療事業部 部長
入社年月:2025年1月
これまでの経歴を教えてください
大学卒業後は、セキュリティシステムのベンダーで営業としてキャリアをスタートしました。Salesforceなどの外資系SaaSが日本で注目され始めた頃で、「この分野は必ず伸びる」と確信し、2012年に「ジョブカン勤怠管理」を展開していたDONUTSに転職しました。
当時はSaaSという言葉自体も今ほどは知られておらず、「ジョブカン」も現在のようにシリーズ展開されていませんでした。少数精鋭の組織だったからこそ、営業の枠を越えてプロダクト改善やマーケティングにも深く関わり、「事業をゼロから育てる」という貴重な経験を積むことができました。その経験を活かし、「ジョブカン採用管理」の事業責任者や、クリニック向けのクラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」のサービス立ち上げなどにも携わりました。
その後一度DONUTSを離れて、金融系のメディア事業を展開する企業や不動産系SaaSを開発する企業で他領域の知見を深め、今年1月にDONUTSに戻ってきました。現在は「CLIUS」や「クリニック開業ナビ」「クリアス看護」を運営する医療事業部の部長として、事業の健全な成長と組織力の強化をミッションに、日々取り組んでいます。
DONUTSに戻ってきた経緯を教えてください
当時から常に成果を出す意識は持っていましたが、その中で「この成果は、果たして自分自身の力なのか、それともDONUTSという環境があったからこそなのか」を確かめたいという思いが強くなりました。そこで会社に依存しない自分の客観的な実力を試してみようと考え、DONUTSを離れました。
DONUTSを離れた後、幸いにも他の企業で実績を積み、自分の力が社外でも通用することを実感できました。そんな折に、DONUTSの執行役員から「培った経験を、もう一度DONUTSで活かしてほしい」と声をかけていただきました。外から客観的にDONUTSの成長性や事業の魅力を再認識していたこともあり、「今なら、以前よりさらに会社に貢献できる」と考え、約5年ぶりの復帰を決めました。
DONUTSに戻ってきて改めて感じることはありますか?
5年ぶりに戻ってきたDONUTSは社員数が大幅に増え、組織体制も整備されて大きく成長していましたが、根底にあるカルチャーや意識は全く変わっておらず、そこがDONUTSの魅力だと再認識しました。企業としてこれほど急成長を遂げているのに変に目立とうとせず、実直で芯の強い会社だと改めて感じました。
会社のビジョンである「PRODUCT FIRST」が深く浸透しているのは、DONUTSの最大の強みだと改めて感じています。企業経営において、目先の数字や利益は非常に重要ですが、それだけを追い求めると、顧客不在のプロダクトが生まれてしまい、プロダクトの本質的な価値が見失われてしまうケースも少なくありません。その点、DONUTSでは「顧客にとって本当に価値があるものを届ける」という文化があります。これこそが、他社にはない企業価値の源泉だと思います。
一方で、事業の経営は各事業部の裁量に大きく委ねられているからこそ、私が最も気を引き締めるべき部分であると感じています。プロダクト価値の追求と、健全な事業成長を両立させるべく、努めています。

仕事をする上で大切にしていることはありますか?
「今より良くなる」を常に実現できるのがSaaSの強みだと考えています。新しい価値を生み出し、優秀な仲間と事業規模を拡大し、社会に貢献できる領域を拡大することによって、より多くの仲間が社会的意義の大きな仕事に携われるようになります。事業部長として、そのために進むべき道を正しく提示することを心がけていますし、事業部のメンバーにもその大切さは伝え続けていきたいと思っています。
事業を取り巻く環境は、社会や市場等の外的要因だけでなく、会社や組織等の内的要因まで含めて変わり続けており、最適解も常に変化しています。立場や視点によっても正解は変わります。また、キャリアや実績を積んだ人は特に、自分の経験や価値観等の様々なバイアスがロジカルな判断を妨げることもあります。そのため、その瞬間での進むべき正しい道を、フラットな視点で判断することをいつも意識しています。
事業部の雰囲気やメンバーについて教えてください
医療事業部は高田馬場のサテライトオフィスにあります。医療業界経験者の方もいますが、アパレルなど異業種から転職してきた方もいますし、医療業界での経験は必ずしも必要というわけではありません。年齢層も新卒から専門知識が豊富な60代まで幅広く、様々な職種で女性も大勢活躍しており、年齢に関係なく知見を活かして長く活躍できる環境です。
常に前向きな気持ちで、事実に基づいて冷静に考え、誰に対しても誠実に接する。そんなメンバーが多く集まっていることにも、日々感謝しています。また「『CLIUS』を世の中に広める」という明確な共通目標を持って働くことができる環境も、医療事業部の魅力です。
今後の目標について教えてください
事業を推進する上で、常にミッションを全ての判断の軸に置いています。大枠の戦略を描くのは私の役割ですが、一度方針が決まれば、自分の成功体験や固定観念といった「エゴ」よりも、「目標達成のために何が最適か」という客観的な視点を最優先にするように心がけています。一足飛びに何かを実現できることはそうそうありませんので、「今ある状態」を起点として、事業部への投資配分や組織のサポート方法について最適解を追求していきたいと考えています。
また、「社会貢献」「事業成長」「組織成長」の三つは、どれか一つに振り切るのではなく、バランスを取りながら運営していくことが理想だと考えています。実はこれが一番難しく意義のあることだと思うので、今後もこのバランスを意識して全ての要素を実現できるように尽力していきたいです。
私個人の話では、医療事業部長として自身の健康管理も意識しています。一時期、健康診断の結果があまり芳しくなかったこともきっかけですが、定期的にジムに通ったり、毎日の食事に気をつけるなど、日々の積み重ねを大切にしています。

DONUTSで働きたいと考えている方へ一言お願いします
DONUTSで活躍できる方の特徴は3つあると考えています。
1 誠実さを持ち、信頼関係を築ける方
丁寧なコミュニケーションを心がけ、同僚や取引先に対して誠実に対応している方は、多くの人の信頼を獲得してスムーズな仕事ができると思います。その姿勢は必ず周囲に良い影響を与えます。そのような好循環を生み出すことができる方は活躍していると感じます。
2 成長意欲が高く、自己研鑽を続けられる方
「今持っている力だけで勝負する」のではなく、「足りない部分を成長させる」という意欲がある方は確実に活躍できると思います。100%完璧な人はいませんが、99%に限りなく近づくための努力はできます。自分の仕事の範囲を「守る」のではなく「広げていく」。そのような成長意欲がある方が事業成長には不可欠です。
3 長期的な視点で自身の成長を描ける方
SaaSビジネスは長期的な視点で価値を育てるモデルです。そのため、事業の成長と自分自身の成長を、長い時間軸で捉えられることが重要になります。このような「時間軸」で考える視点を持つと、多様な経歴を持つ仲間がいる中で、「今いる地点を他人と比較する」ことにはあまり意味がないと気付けるはずです。大切なのは、「自分がこれまで何段の階段を登ったか、そして、これから何段登ることができるのか」。そのような意識で成長を楽しめる方と、ぜひ一緒に働きたいと願っています。
【クラウド電子カルテ:CLIUS】インストラクター(東京/大阪)
【クラウド電子カルテ:CLIUS】導入SE・フィールドエンジニア(東京/大阪)
【医療】クリアス看護/人材紹介エージェント(東京)※立ち上げメンバー募集
【医療×IT】2つのWebサービスで営業事務募集!(アルバイト)
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