Donutsには様々な分野の専門家として会社の成長を支えてくださっている、たくさんの顧問の方々がいらっしゃいます。
今回は、2021年1月よりDonutsの顧問に就任してくださった元みずほ証券(株)専務取締役の古市德氏に、その経緯とDonutsへの期待を語っていただきました。古市氏は、証券会社での豊富な経験を活かして、様々な企業で顧問として財務面・経営面でのアドバイスやコンサルティングをされています。
<株式会社Donuts顧問 古市德氏プロフィール>
昭和24年2月16日生まれ。
昭和47年3月 学習院大学法学部卒業後、新日本証券(株)(現みずほ証券(株))入社。法人企画部長を務めた後、新光証券(株) (現みずほ証券(株))執行役員福岡支店長、同社常務執行役員インベストメントバンキング第一部・二部担当、同社専務執行役員大阪法人本部長西日本IB営業部担当を経て、平成19年5月に新光インベストメント(株)代表取締役社長に就任。
その後、ネオステラ・キャピタル(株)代表取締役社長、日亜興業(株)監査役、フランスベッドホールディングス(株)特別顧問、はるやまホールディングス(株)、(株)タカミヤ取締役など、多くの企業で代表取締役社長や顧問を経験。
令和3年1月 株式会社Donuts 顧問に就任。
現在は株式会社タカミヤ取締役としてご活躍されています。
―今までのご経歴について教えてください
証券会社で、電力・機械・建築・製造・外食などの法人や民営化された企業の上場を多く担当してきました。オリエンタルランドなど、いわゆる昔からのエンターテイメント系企業の上場も多数経験しています。一方で、ベンチャー企業の経験はありませんが、ベンチャー企業にも日本の大企業の歴史やカルチャーから学ぶべきものはたくさんありますし、これまでの私の経験を大いに活かして、Donutsの成長をサポートできるのではないかと思っています。
―Donutsの成長に感じる可能性
戦後の日本経済の成長を支えてきた企業には、50~70年の歳月をかけて成長してきたオーナー企業も数多くあります。今年2月に設立14周年を迎えたDonutsの成長スピードは、決して早いというわけではありませんが、西村さんと根岸さんの二人が短期間でここまで大きく成長させてきた会社です。
Donutsの4つの事業内容には、大きな成長性を感じています。今後、数年で一気呵成に成長を遂げ、私がこれまで関わってきた多くの大企業を凌駕する可能性も感じています。そんなDonutsの成長に貢献したいと思っています。
―バランスのとれた二人の創業者
最初にお会いした時、代表取締役の西村さんがエンジニアで、共同創業者で取締役の根岸さんが営業マンかと思ったのですが、実際は逆でしたね。
西村さんはエンジニアの開発技術を理解することもできるし、とにかく経営能力に長けている方ですね。積極的に知見を広げて、様々なことに興味をもって自分なりに掘り下げて、ビジネスとして収益をあげられる形を考えることができる。今も既存の4事業の延長線上で新たに事業を展開しようと考えていらっしゃいますよね。この、“着想からビジネスに落とし込める”能力のある人はなかなかいらっしゃいません。
また、根岸さんは技術者でありながら、お客様の視点で喜んでもらえる新しいことを考えられる人。Donutsを先導している二人は、本当にバランスのとれた組み合わせですよね。
そこに様々なキャリアを持った個性豊かで優秀な執行役員がいて、西村さんはその方々のハンドリングも非常にうまい。
今後既存の4事業のうち、どれか一つに注力して大きく成長させていくことになったとしても、西村さんと根岸さん、そして執行役員の方々が一丸となって取り組むことができます。事業をトランスフォーメーションさせるのは、会社の成長において欠かせない過程です。
―Donutsの更なる成長に必要な「明確なビジョン」
社員のためにも、中期経営計画などとは別に、3年後、5年後の近い将来の具体的な企業理念や企業ビジョンを、より明確に示す必要はあるかもしれません。Donutsも設立から14周年を迎えましたし、社員にきちんと会社の進む方向性を見せられるよう、西村さんと根岸さんの二人をサポートするのが、私に与えられた課題なのかもしれませんね。
―採用面の強化が今後の課題
更なる成長のためにも、経営企画と、人事企画の強化が今後必要不可欠だと考えています。
特に採用面ではDonutsも600人以上(派遣・業務委託以外)の社員を有していますから、今以上に採用方法を工夫して、社員一人ひとりの在籍期間が長い会社になってほしいですね。それは会社が成長していく上でとても理想的な環境だと思いますから。
また、西村さんがもっとご自身にしかできない仕事に集中できるよう、彼をサポ―トできる人も必要だと思いますし、韓国とタイに支社もありますから、グローバルな視点で判断できる海外部門の強化もしていきたいですね。
―日本のトップ企業から学び、社員に還元を
今後は私も古くからお付き合いのある、日本を代表するエンターテイメント企業の方と交流できる機会を設けるなど、Donutsを率いる経営陣が幅広い分野で知見を深め、そこから得たものを社員に還元していける機会を、積極的に提供したいと思っています。
―さらなるトランスフォーメーションに期待
Donutsには中途採用で転職してくる人も、まだまだ経験の少ない若い人も受け入れる懐の深さがあります。また、新しいことを恐れずなんでもやってみよう、取り組んでいこう、という意欲に満ちた会社でもあります。既存の4事業にはそれぞれが成長できる可能性が十分に感じられますし、これからもっと成果を上げていける素養のある会社です。
西村社長が、これからどのように会社や事業をトランスフォーメーションさせていくのか、とても楽しみです。私も陰ながら支えて、その成長を見守りたいと思っています。